【9月12日 AFP】気候変動が山火事を悪化させている要因について、図解でまとめた。

■山火事が多い季節の長期化

山火事の多い季節は、以前は2か月だった。現在は5か月~1年中にまで拡大している

■暑さと乾燥
高温と干ばつは、山火事に理想的な状況をつくる

■枯れ木の増加
火災の燃料となる枯れ木、低木、草が日照りによって増加

■乾燥に耐性のある植物
湿気を好む植物が、乾燥に耐性がある燃えやすい植物に代わる

■木食い虫の侵入
気候温暖化により、木食い虫が北上。木が食べられ、可燃物が増加

■乾いた木は水を求める
乾いた木はできるだけ水を吸収しようと根を深く生やすため、土壌がさらに乾燥する

■落雷
温暖化により火災の原因となる落雷が発生しやすくなる

■悪循環:山火事が地球温暖化を悪化させる
森林が燃えると、木と土壌に蓄積された二酸化炭素が放出され、地球温暖化が悪化する

■制御不能な炎
気候変動で激しさを増した炎が消火活動を妨げる

(c)AFP