【8月25日 AFP】(更新)中東諸国を歴訪中のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は25日、イスラエルを出発し、次の目的地であるスーダンに到着した。米国の国務長官が同国を訪問するのは2005年以来15年ぶり。

 ポンペオ氏の中東歴訪は、米国の仲介によるイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化合意を受けたもので、アラブ諸国とイスラエルのさらなる国交正常化を促す狙いがある。

 ポンペオ氏は機中からツイッター(Twitter)に、イスラエルの都市テルアビブからの歴史的な「初の政府直行便」でスーダンの首都ハルツームに到着したと投稿。

 イスラエルは厳密に言えばスーダンと戦争状態にあり、外交関係を正式には結んでいない。

 一方のスーダンは、強権的な体制を敷いてきたオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領の下、長年にわたり強硬派のイスラム主義勢力を支援してきた。

 だが昨年、民主化デモのさなかにバシル前大統領が失脚し、新たに発足した暫定政権はバシル政権時代との決別を明言している。(c)AFP