【8月25日 AFP】韓国は25日、新型コロナウイルスの集団感染が複数発生したため、首都圏のすべての学校と幼稚園を、26日から9月11日までオンラインに切り替えると発表した。

 韓国の新型コロナウイルス対策「追跡・検査・治療」は、これまで世界の手本とされてきたが、現在複数の集団感染が発生しており、当局は感染拡大を食い止めるのに必死だ。感染者の大半は、プロテスタントのキリスト教会と関連している。

 韓国では24日、新たに280人の感染が確認され、国内の感染者数は計1万7945人となった。世界的にみれば感染者数は少ないが、ここ数週間30~40人台が続いていた新規感染者数が、12日間連続で3桁となっている。新規感染者は、人口5200万人の半数が住む首都圏に集中している。

 当局は、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を強化するとともに、ソウル市と近郊の京畿道(Gyeonggi province)、仁川(Incheon)市の学校と幼稚園をオンライン授業に切り替える措置を取った。ただし、12月上旬に大学入試を控える高校3年生は例外とした。(c)AFP