【8月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)を制し、通算2度目の3冠を達成したドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が24日、バイエルン(Bavaria)州に凱旋(がいせん)した。しかし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を理由に、祝勝会はファンを入れずに行われるという。

 最初に飛行機から降りてきたのはMFティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)で、トロフィーはGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が運んだ。明るい日差しの下、FWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)はサングラスをかけ、全員が「Triple 2020(3冠 2020年)」と書かれたTシャツを着ていた。

 バイエルン州のマルクス・ゼーダー(Markus Soeder)州首相が出迎える中、選手とスタッフはチームのマスクを着用し、DFダビド・アラバ(David Alaba)がパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を1-0で下した決勝の試合球を手にしていた。

 バイエルンのメンバーは前日に通算6度目となる欧州制覇をホテルで喜び、ハンジ・フリック(Hansi Flick)監督によれば夜通しだったという。

 これまでバイエルンは、ミュンヘン(Munich)市庁舎のバルコニーからファンに向けてトロフィーを披露していたが、今年の祝勝会は本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で非公開で行われる。

 選手たちは祝勝会の後、2週間の休暇を取り、5部デューレン(1. FC Düren)とのドイツカップ(German Cup 2020-21)から新シーズンをスタートさせる。(c)AFP