【8月25日 AFP】インド西部で24日夜、5階建てのアパートが倒壊し、1人が死亡、数十人ががれきの中に閉じ込められた。地元議員は、閉じ込められた人の数が200人に及ぶ可能性もあると警告している。

 ビルの倒壊が起きたのは、ムンバイの南方120キロに位置するマハード(Mahad)。現地警察の発表によると、47戸が入居するアパートだった。今のところ原因は不明だが、インドでは6月から9月のモンスーンの時期、降り続ける雨の重みに老朽化した建物が耐えられなくなり、ビルの倒壊が多発している。

 インド国家災害対応部隊(NDRF)によると、特殊装備や捜索犬を携えた3組の救助隊が現場に出動している。NDRF報道官は会見で、犠牲者1人の遺体を収容したことを明らかにした。

 マハード警察では、がれきの下に閉じ込められた人は少なくとも70人に上ると推定。「負傷者15人が救出され、病院に搬送された」と発表した。

 一方、地元議員のバラト・ゴガウェール(Bharat Gogawale)氏は現地テレビ局に対し、当初の推計では200人以上が閉じ込められている可能性もあると話した。

 アミト・シャー(Amit Shah)内相はツイッター(Twitter)への投稿で「全員の安全を祈る」と述べている。(c)AFP/Pritam SAKPAL