【8月29日 CGTN Japanese】北京2022年冬季オリンピック・パラリンピックの延慶(Yanqing)競技エリアは、「山林の中の会場、生態環境に配慮した冬季五輪」を核心的なデザイン理念としています。大会時に各国の選手らが宿泊する選手村のモデルルームがこのほど公開されました。

 選手村は、低階層で高密度な「山村」式建築を採用しています。半開放式の庭園は、山に沿って建てられ、北京の伝統的な家屋建築である「四合院」の特徴を持ちながら、山の形を破壊せず、山の景色とうまく融合しているとのことです。

 計画によりますと、選手村は年末に完成し、2021年8月には大会開催のための受入条件が整う見通しです。

 延慶競技エリアでは、選手らに便利な交通システムを提供します。選手らはエリア内にあるすべての競技施設などに30分以内に到着できます。

 以前公開された東京五輪の選手村は、藍色を基調とし、段ボール素材でつくられたベッドが使用されるなど、環境保護の理念が顕著に示されています。両国の選手村の理念は図らずも一致しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News