【8月25日 CNS】孫国棟(Sun Guodong)さんは地元で少し有名な画家だ。線を引いたり、色を塗ったり、空白のキャンバスを生き生きとさせる。しかし、多くの画家とは違い、彼は脳性まひの障害を持つ画家である。彼は7年間、自分にまつわるフラストレーションを絵にぶつけて、自分の人生を豊かにしてきた。

 国営中国新聞社(CNS)の記者は今月14日、中国・山東省( Shandong)済南市(Jinan)平陰県(Pingyin)の緑澤画院で孫さんと会った。彼は絵筆を手に、未完成の絵を慎重にキャンバスに描いていた。絵の中の女性は優雅で、女性のそばにあるバラの花は本物そっくりである。孫さんは記者に対し、生まれたときから病気に悩まされ、裕福ではない家庭であることから、不利な境遇に苦しんでいた、と語った。

 幼少期の不遇の経験を経て、大人になった彼は現在、強い心を持つことができた。2013年、ある偶然のきっかけで、孫さんは絵を描き始めた。画力を高めるため、毎朝5時に特製の電動車いすに乗り、自宅から遠くないアトリエに向かい、絵の練習をした。それ以来、孫さんにとって、絵画は人生に必要不可欠なものとなった。

 長年のたゆまぬ努力を経て、孫さんの油絵作品は独特な色使いや筆遣いにより、油絵愛好家たちに愛されるようになった。2016年、彼の作品は中国・第一回全国障害者書画展に入選し、好評を博した。孫さんは記者に、近年、自分自身の画力は絶えず成長していて、制作した作品はECサイトを通じて、イタリアやヴェネチアなど多くの国や地域にも販売している、と話した。

 農民である孫さんの母親、姜広英(Jiang Guangying)さんは、息子がこれまで苦労してきたことに胸を痛めているが、現在、自分の好きなことをやれている姿を見て誇らしく思っているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News