【8月24日 AFP】20-21フランス・リーグ1は23日、開幕節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)はスタッド・ランス(Stade Reims)に2点を奪われながらもなんとか追いつき、2-2で引き分けた。モナコでの初陣となったニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は、序盤に喫した2失点にショックを受けたと述べた。

 本拠地ルイⅡ世スタジアム(Stade Louis II)にランスを迎えたモナコは、21分までに2失点したが、DFのアクセル・ディサシ(Axel Disasi)とブノワ・バディアシル(Benoit Badiashile)が前半と後半にそれぞれゴールを奪い、勝ち点1を手にした。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の指揮官を昨年11月に解任され、前月にロベルト・モレノ(Robert Moreno)氏の後任としてモナコを率いることになったコヴァチ監督は、「試合の立ち上がりは驚いたし、ショックを受けた。2本のシュートで2失点を喫してしまったが、その後の反応はとても良かった」とコメントした。

「チームはこの勝ち点に満足するだろう。良いスタートだ。試合開始直後はミスを犯したが、身体的にとても良い状態であることを示し、残りの70分は意欲にあふれていた」

 チャンピオンズリーグの前身であるヨーロピアンカップ(European Cup)の初回大会で決勝に進んだランスは来月、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)の予備予選2回戦を控えており、欧州カップ戦の出場は1963年以来となる。

 今季のリーグ1は21日のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)対サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦で開幕するはずだったが、マルセイユで新型コロナウイルスの陽性者が出たため、代わりにボルドー(FC Girondins de Bordeaux)対ナント(FC Nantes)戦で幕を開けていた。(c)AFP