【8月22日 AFP】米カリフォルニア州で10年以上にわたり凶悪犯罪を繰り返し「黄金州の殺人鬼(Golden State Killer)」と呼ばれたジョゼフ・ジェームズ・デアンジェロ・ジュニア(Joseph James DeAngelo Jr)被告(74)の裁判で、同州の裁判所は21日、被告に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。

 元警察官のデアンジェロ被告は、1970年代から80年代に13人を殺害し数十件の性的暴行を犯した罪を認め、死刑を回避する司法取引に応じていた。

 サクラメント(Sacramento)の裁判所で行われた量刑言い渡しで被告は、自身が犯した残虐な罪の数々が読み上げられる中、マスクを着け、動じない様子で座っていた。

 デアンジェロ被告は被害者らに向け、「皆さんの言葉を一つ一つ全て聞いた。私が傷つけた全ての人に本当に申し訳なく思う」と謝罪。マイケル・ボウマン(Michael Bowman)判事はその後、「法の下で可能な最大限の量刑」として、連続する複数の終身刑を言い渡した。(c)AFP