【8月22日 Xinhua News】中国の上海市電影局は20日、新型コロナウイルス感染症予防・抑制措置の徹底を前提に、市内のシネマコンプレックスを含む映画館296館、全体の76・7%が正式に営業を再開したことを明らかにした。

 中国で一部地域の一部映画館が営業を再開してから、20日でちょうど1カ月になった。

 統計データによると、上海市の1日の映画興行収入は、7月20日以来全国の各都市の中で首位を続けており、8月15日には500万元(1元=約15円)を上回った。7月25日から8月2日にかけて第23回上海国際映画祭を開催したことも、映画業界の各種事業回復に向けた自信を大いに高めた。

 またデータによると、再開後の1カ月間に上海の主要映画館の興行収入が中国の興行収入全体の10%以上を占め、新型コロナ発生前の割合を2ポイントないしそれ以上上回っている。

 上海市電影発行放映行業協会(上海市映画配給上映協会)の金輝(Jin Hui)秘書長は、今後は長江デルタ地域の映画館がさらに連携協力を進め、業界の再開プロセスの中で弱点や難点に応じて一層のリソース統合、サービスの最適化や革新を図り、映画館業界全体の全面的な回復を促進していくと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News