【8月23日 Xinhua News】中国の青海チベット高原で古くから親しまれてきた囲碁系ゲーム「蔵棋(チベット碁)」は、長い歴史に育まれ定石が豊富で、チベット族の知恵の結晶と言える。この民族の伝統に根差したスポーツを継承し盛り上げるために、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)は、伝統行事「ショトゥン祭(雪頓節)」(今年は8月19~25日)の期間中、蔵棋の普及・対戦イベントを開催している。

 ショトゥン祭はチベット語で「ヨーグルト祭り」を意味する。チベット暦の新年に次ぐ大切な年中行事であり、夏の間閉じこもって修行していた僧侶の修行明けに、信者らがヨーグルトをささげたことから名付けられ、伝統になった。今ではラサ市の祝日となり、7日間の連休中は街全体がにぎやかなムードに包まれる。(c)Xinhua News/AFPBB News