【8月21日 AFP】ボリビア法務省は、未成年者と性的な関係を持ったとしてフアン・エボ・モラレス・アイマ(Juan Evo Morales Ayma)前大統領(60)を訴追した。同省のグイド・メルガル(Guido Melgar)副大臣が20日、発表した。

 メルガル氏は、政府所在地ラパス(La Paz)で開いた記者会見で、「法務省は、国民であるフアン・エボ・モラレス・アイマ氏を制定法上の強姦(ごうかん)と人身売買の罪で訴追した」と発表した。

 この疑惑は数日前に発覚していた。ボリビアの新聞とソーシャルメディアにはここ数日、若い女性と一緒にいるモラレス氏の姿を捉えた写真が見られている。

 現在19歳の女性は、モラレス氏との関係が始まった時点では未成年だったと報じられている。氏名は未公表で、メルガル副大臣はイニシャルの「N.M.」のみを明らかにした。

 独身で2児の父のモラレス氏は2016年、中国企業の元管理職、ガブリエラ・サパタ(Gabriela Zapata)氏との関係が報じられたことがある。サパタ氏はモラレス氏との関係を利用して公共事業を受注したとされた。

 ボリビア暫定政府は、昨年の大統領選後に発生した暴動に関連して、扇動とテロリズムの容疑でモラレス氏を捜査している。(c)AFP