【8月21日 AFP】今月9日に行われた大統領選での不正疑惑をめぐり、ベラルーシでは大規模な抗議デモが続いている。

 抗議デモでは参加者数千人が当局に拘束され、死傷者も出ている。また、この旧ソ連構成国をめぐり欧州連合(EU)とロシアが激しく対立しており、欧州は選挙結果を無効として制裁をちらつかせ、一方のロシアは治安確保での支援を約束している。

 選挙では、6選を目指し出馬した現職アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領と野党から出馬した主婦で2児の母親であるスベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏の対決に注目が集まった。チハノフスカヤ氏には政治経験がなかったが、出馬を表明するとたちまち有力な対立候補となった。夫のセルゲイ・チハノフスキー(Sergei Tikhanovsky)氏はルカシェンコ政権に批判的な著名ブロガーだったが、選挙前に身柄を拘束されたため出馬することができず、その意思をチハノフスカヤ氏が引き継いだ。投票日以降の動きを図解でまとめた。(c)AFP