【8月20日 AFP】ブラジルのアミルトン・モウラン(Hamilton Mourao)副大統領は19日、米俳優で自然保護活動家のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)さんをアマゾン(Amazon)熱帯雨林に招待し、一緒に8時間歩いて実際には火災は発生してないことを証明したいと発言した。

 ジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領が設置した森林破壊対策本部の本部長も務めるモウラン氏は、ディカプリオさんが14日、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに共有した英高級紙ガーディアン(Guardian)の動画に反発。動画には、アマゾンが燃えている様子が映っていた。

 ディカプリオさんの投稿には、ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)のデータによると、7月にブラジル内のアマゾンで発生した火災件数は前年同期比28%増となっており、8月初めの件数も増加傾向にあるとの説明が添えられていた。

 モウラン氏は、ブラジルの労働組合連合が企画した持続可能なアマゾン開発に関するイベントで「最新の批判者である俳優のレオナルド・ディカプリオさんを招待し、一緒に(ブラジル北部の)サンガブリエウダカショエイラ(Sao Gabriel da Cachoeira)に行き、ジャングルを8時間散策してもらいたい」「この広大な地域で物事がどうなっているのか、理解を深めることができるだろう」と述べた。(c)AFP