【8月20日 AFP】自転車ロードレースのグランツール(三大ツール)、ツール・ド・フランス(Tour de France)の有名な慣習の一つが、今年終わりを迎えることになった。

 これまでステージ後の表彰式では2人の魅力的で若い女性が勝者を挟んで立っていたが、この儀式が終わりを迎える。

 ツールの主催者は19日、今月29日に仏ニース(Nice)で開幕する大会からは、喜ぶライダーの片側に女性、その反対側には男性が立つと発表した。

 大会ディレクターのクリスティアン・プリュドム(Christian Prudhomme)氏は「勝者が2人のホステスに囲まれ、選ばれた関係者5人が片側に、その反対側にスポンサーの代表5人がいるのがおなじみだった」「今後は、マイヨ・ジョーヌのスポンサーの代表1人と選ばれた関係者1人、そして初めてホステスとホストが脇に立つという違ったものになる」と語った。

 昨年、ツール・ド・フランスの表彰式で女性を起用することに反対する約3万8000人分の署名を含む嘆願書が出され、活動家たちは「女性たちは物でもなければ褒美でもない」と抗議していた。(c)AFP