【8月20日 AFP】昨年の女子ゴルフ米国ツアーメジャー第5戦、AIG全英女子オープン(AIG Women's British Open 2019)で、ほぼ無名だった渋野日向子(Hinako Shibuno)がウォーバーンGC(Woburn Golf Club)の観客を沸かし、衝撃の優勝を飾ってから1年が経過した。

 今や日本スポーツ界のスターの一人となり、「スマイルシンデレラ」と呼ばれる渋野は20日、英スコットランド・ロイヤルトゥルーン(Royal Troon、パー71)での今大会の初日にディフェンディングチャンピオンとして臨むが、今年は観客がいない中での開催となる。

 新型コロナウイルスによる中断期間を経て、今年の全英女子オープンは今季のメジャー初戦として行われ、21歳の渋野は新たな挑戦に目を向けている。

 渋野は通訳を介し「(昨年の優勝は)すごい人生が変わった瞬間だった」と振り返った。

「1週間で芸能人になったような感じ。空港で皆さんの前に出るときに、テレビで見る光景を自分が目の当たりにした」「鳥肌が立った」

 ウォーバーンGCは内陸の緑地に設定されたコースだったため、ロイヤルトゥルーンでは全く違った試練が待ち構えている。

「ティーショットに関してはクラブの選択が大事で、絶対にフェアウエーバンカーに入れない(ことも重要)」

「今週はほぼ雨の予報なので、雨や風によってすごく頭を使うコースになる」

「ディフェンディングチャンピオンでもあるので去年の自分らしさを忘れないように、去年と違った自分を見せられるように頑張りたい」 (c)AFP/Elspeth BURNSIDE