クーマン氏がバルサ指揮官に就任、「頂点」への回帰を約束
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【8月20日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は19日、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)氏の監督就任を正式に発表した。契約期間は2年。
本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)での記者会見に臨んだクーマン氏は、「幸せな日だ。私にとってバルサ(バルセロナの愛称)が何を意味するかは誰もが知っている。私のホームなんだ。挑戦になるが、簡単ではない。最大限のことが要求されるが、私はそれが好きだ」とコメントした。
「夢が現実になった。われわれはバルサを頂点の座に戻すために尽力するつもり」
2018年からオランダ代表を率いてきた57歳のクーマン氏は、14日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の準々決勝でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-8の屈辱的大敗を喫した後に解任されたキケ・セティエン(Quique Setien)前監督の後任となる。
クラブの伝統に忠実な、ポゼッションを主体とする自身が好むオランダ式のスタイルにこだわりたいと述べたクーマン氏だが、ルイス・スアレス(Luis Suarez)やセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)らがクラブを去るかもしれないという臆測は払いのけた。
「決断が必要なときはそれを下す」「31、32歳の選手は終わっていない。結局は、このクラブに残って最大限の力を発揮したいというハングリー精神だ」
かつてエバートン(Everton)やバレンシア(Valencia CF)を率いたクーマン氏はまた、バルセロナでの契約最終年を迎える33歳のリオネル・メッシ(Lionel Messi)をとどめることに自信があると話した。
「彼には1年の契約が残っていて、バルサの一員だ。彼を説得する必要があるかは分からない。彼は世界最高の選手。そういうプレーヤーは自分のチームにいてほしいし、相手のチームにはいてほしくない」
「監督として、メッシを指導できるのはとてもうれしいこと。彼は自分の力だけでチームを勝利させてくれる。彼と話をするが、あと数年ここにいてくれることを願っている」 (c)AFP