【8月19日 AFP】ドイツで18日、イスラエルとドイツの空軍による合同演習が行われた。イスラエル空軍の戦闘機がドイツで訓練を行うのは初めて。

 18日はホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)の犠牲者と、1972年ミュンヘン五輪で殺害されたイスラエル人11人を追悼する慰霊飛行が行われた。

 イスラエル空軍のF16とドイツ空軍のユーロファイター(Eurofighter)などの軍用機が、選手らが犠牲となったミュンヘン近郊のフュルステンフェルトブルック(Fuerstenfeldbruck)空軍基地の上空を編隊飛行した。

 この基地で、パレスチナゲリラの人質となったイスラエル選手団の9人の救出作戦が行われたが、銃撃戦の末に全員死亡。この惨劇の前に、選手村でイスラエルのコーチ1人と選手1人が殺害されていた。

 編隊は続いてダッハウ(Dachau)の元強制収容所の上空を飛行し、戦時中に収容され命を落とした4万人以上のユダヤ人を追悼した。

 慰霊飛行で始まった合同訓練は、今月28日までほぼ2週間行われる。イスラエル空軍は、ドイツ空軍と北大西洋条約機構(NATO)加盟国の共同訓練にも参加する予定だ。

 ドイツとイスラエルは近年軍事的な連携を強めており、2019年にはドイツ空軍がイスラエルのネゲブ砂漠(Negev Desert)で行われた合同訓練に参加した。(c)AFP/Christof STACHE with Michelle FITZPATRICK in Frankfurt