【8月17日 Xinhua News】中国吉林省(Jilin)の企業が、「一帯一路(Belt and Road)」建設との融合を強化するためスマートロジスティクスの開発を積極的に行っている。

 同省の物流企業、長春国際陸港発展と大手国営企業の中国航天科技集団は現在、貨物輸送の全工程を監視できるスマートシステムを共同で開発している。

 このシステムは、貨物の移動経路や安全状況を監視し、運行の異常や侵入があった際には警報が作動する。また、監視中に貨物の検査も行うことができる。

 システムが導入されれば、各国税関におけるインテリジェントデータの認識能力が向上し、税関の監視データの共有が強化され、通関手続きも迅速化する。

 システムは、中欧貨物列車にも導入が可能で、吉林省と通過国とのさらなる連携や交流につながる。また同省にとっては一帯一路建設との深い融合の機会となる。(c)Xinhua News/AFPBB News