妻にかみついたサメを殴り続け救助 豪サーファーに「英雄」との称賛の声
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【8月16日 AFP】オーストラリアで、妻の脚にかみついたサメに対して、脚を放すまで殴り続けた男性が「ヒーロー」として称賛されている。
警察当局の発表によると、夫婦は15日朝、シドニーから北方へ4時間ほど離れたポートマッコリー(Port Macquarie)近くのビーチでサーフィンをしていたところ、妻の女性(35)がサメに2度かまれ、右脚を負傷。「女性の同行者は、サメが放すまで殴るのを余儀なくされた」という。
女性はビーチで救急隊員の手当てを受けた後、手術のために大規模病院へと空路で運ばれた。
この事故当時に付近でサーフィンをしていた目撃者のジェド・トゥーイー(Jed Toohey)さんは、最大で全長3メートルもあるホオジロザメとみられるサメに立ち向かった男性を「英雄」だと呼んでいる。
トゥーイーさんは現地紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に対し、「男性は、サメが放そうとしなかったため殴りかかった」「彼は女性の命を救った…… 彼は本当に素晴らしかった」と語った。
女性の夫であるマーク・ラプリー(Mark Rapley)さんは、自身の行動について謙遜し、同紙に対して「誰もがあの瞬間にやっただろうことをやった」と述べた。(c)AFP