【8月16日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)の西湖(West Lake)は、中国の世界遺産の中でも湖を中心に形成された唯一の文化遺産とされる。海外の世界遺産でも湖を中心とした文化遺産はあまり例を見ない。

 その文化的景観は、唐代の9世紀から形成が始まり、13世紀の南宋時代にほぼ現在の形となり、18世紀の清代に最盛期を迎えた。2011年6月に「杭州西湖の文化的景観」として世界遺産に登録された面積は約3323ヘクタール。

 自然の山水、「三方を山、一方を都市」とする空間配置、「二つの堤防、三つの島」からなる景観構造、「西湖十景」と呼ばれる代表的景観、文化史跡、特徴的な植物の六つを構成要素としている。(c)Xinhua News/AFPBB News