【8月16日 AFP】自転車ロードレースのワンデークラシック、ジロ・ディロンバルディア(2020 Giro di Lombardia)で15日、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)が峡谷に転落し、骨盤骨折などの大けがをする事故があった。

 優勝候補にも挙がっていたエベネプールは、ゴール地点のコモ湖(Lake Como)へ続くコルマディソルマーノ(Colma di Sormano)の峠からの急な下り坂で、バイクのコントロールを失って橋から飛び出し、6メートル下の峡谷に転落した。

 エベネプールはコモ市の病院へ運び込まれ、24時間の経過観察中だが、現在のところ検査で骨盤の骨折、右肺の挫傷、裂傷、打撲が確認されている。

 20歳のエベネプールは今季ここまで四つのステージレースを制し、今大会では「モニュメント」初優勝もあるのではないかと言われるなど、この後も躍進が期待されていた。

 しかし、パトリック・ルフェーブル(Patrick Lefevere)チーム代表は同選手の今季が「実質終了」したことを認めており、チームは「レムコは複数のけがをしている」「けがの程度を明らかにするため、いくつかの検査を受けたが、その間もずっと意識はあった」とコメントしている。

 クイックステップでは、前週のツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne 2020)開幕ステージでもファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen、オランダ)が激しく転倒して重傷を負っており、2週続けて重大事故が起こっている。ヤコブセンは手術後に人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれたが、その後に母国のオランダへ移った。

 また今大会では、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のマキシミリアン・シャフマン(Maximilian Schachmann、ドイツ)がゴールから数キロのところで車と衝突し、鎖骨を折ったが、なんとか完走して7位に入った。

 レースはアスタナ(Astana Pro Team)のヤコブ・フグルサング(Jakob Fuglsang、デンマーク)が31秒差をつけて勝利。2位にはチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のジョージ・ベネット(George Bennett、ニュージーランド)、51秒差の3位にはアスタナのアレクサンドル・ブラソフ(Aleksandr Vlasov、ロシア)が入った。(c)AFP/Emmeline MOORE