【8月17日 Xinhua News】「世界ゾウの日」に当たる12日、中国雲南省(Yunnan)シーサンパンナ・ダイ族自治州の野象谷風景区で「ゾウのお父さん」たちが、保護したゾウ「羊妞(ヤンニウ)」の5歳の誕生日を祝った。

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 2015年、生後1カ月にも満たない赤ちゃんゾウが突然、農家に迷い込んできた。連絡を受けた関係部門が、同自治州のアジアゾウ種源繁殖・救助センターに連れて行き、赤ちゃんゾウはそこで懸命な応急手当てを受けた。また「ゾウのお父さん」と呼ばれる専門のスタッフ4人も選ばれた。「羊妞」と名付けられた赤ちゃんゾウは、今では各種検査値も正常値に回復、体重も顕著に増加している。

「お父さん」の1人、陳継銘(Chen Jiming)さんは、羊妞が来たばかりの頃は(ゾウの乳が手に入らなかったため)新鮮な羊乳を与えていたが、今では羊妞は他の大人のゾウと一緒に野外に出て、数十種類の植物が食べられるようになったと紹介した。(c)Xinhua News/AFPBB News