【8月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は14日、チェルシー(Chelsea)を退団したブラジル代表のウインガー、ウィリアン(Willian Borges da Silva)と3年契約を結んだ。

 チェルシーに在籍した7年でリーグ制覇2回に加え、FAカップ(FA Cup)とフットボールリーグカップ(England Football League Cup)、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)でも優勝を果たしたウィリアンは、自身が求めた複数年の契約をチェルシー側が望まなかったため、フリートランスファーでロンドンを縦断する移籍を果たした。

 今月1日に行われたFAカップ(FA Cup 2019-20)決勝で、アーセナルが2-1でチェルシーを下した一戦をけがのため欠場していたウィリアンだが、就任1年目のミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督がチームに残したインパクトが、アーセナル加入の一押しとなったと明かした。

「アルテタ監督がいることで、アーセナルはプレミアと欧州で再びタイトルを争える大きなチャンスを得たと思う。その面でとても満足している」「ミケルと言葉を交わしたとき、その話し合いが良かったし、彼がアーセナルに来る自信を与えてくれた。いろいろ良いことを言ってくれて、それがアーセナルにやってきた理由だね」

 一方でアルテタ監督はウィリアンについて、「チームに違いをもたらすことができる選手だと考えている」「サッカー界であらゆる経験を積んできているが、ここにやってきてクラブをあるべき姿にするために貢献したいという野心を持っている」とコメントしている。(c)AFP