【8月16日 Xinhua News】新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の緩和が進むアフリカのウガンダで、中国のモバイル端末メーカー、深圳市思米電子(SIMI)の現地子会社がこのほど「赤外線体温計付きスマートフォン」の製造を始めた。

 ウガンダでは早い段階から感染対策が採られており、現在もショッピングモールやホテル、飲食店、病院に出入りする際はソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保や手指の消毒、マスク着用に加え、検温も必ず求められる。

 ウガンダ中部ムコノ県にあるSIMIの現地子会社ENGOホールディングスでは、赤外線体温計付きスマホの組み立てが既に始まっており、ウガンダ国家規格局(UNBS)での審査・認可手続きも並行して進められている。

 市場価格は1台当たり100ドル(1ドル=107円)を見込んでいるが、同社は農村の低所得層にも手が届くよう、現地政府による購入支援が必要との認識も示している。(c)Xinhua News/AFPBB News