【8月15日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の南寧税関密輸取締局はこのほど、5日未明に湖南省(Hunan)の長沙税関密輸取締局と合同で密輸の一斉摘発を行ったことを明らかにした。取り締まりは同自治区防城港市と湖南省湘潭市(Xiangtan)などで行われ、固形廃棄物密輸犯罪グループを摘発、6人を拘束し、現場で固形廃棄物182・3トンを押収した。

 これまでの調査によると、犯罪グループのリーダー、胡容疑者は湖南省の企業を実質的に支配し、中国で「舶来ごみ」の輸入が禁止されていることを承知しながら、インドネシアやフィリピンなどから亜鉛を含む固形廃棄物を買い付け、品目を偽って申告、防城港市や広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)などの通関地から密輸していた。同グループは昨年8月から今年1月までに、固形廃棄物234トンを密輸。鑑定の結果、廃棄物はいずれも中国で輸入が禁止されている亜鉛を含有する精錬スラグだった。(c)Xinhua News/AFPBB News