【8月16日 CNS】新型コロナウイルスの影響で減少した観光客を呼び戻そうと、中国・湖北省(Hubei)は省内にある約400か所のA級景勝地(A~5Aの5段階でランク付けした観光名所)の入場料を年内無料にした。7日に方針を発表後、8日と9日だけで武漢市(Wuhan)の23か所の観光地に計35.2万人が訪れた。1日平均で7月に比べ3倍近く増えるにぎわいを見せた。

 湖北省は11日には観光キャンペーン「湖北で遊ぼう・武漢(Wuhan)にチェックイン」の記者会見を行い、武漢市の陳紅輝(Chen Honghui)副市長が数々の観光プランやイベントについて紹介した。

 世界遺産に登録されている楼閣「黄鶴楼」、アミューズメントパーク「歓楽谷(Happy Valley)」、水族館「極地海洋世界」といった武漢市内の観光名所を予約制で無料開放。さらに観光客向けに「武漢48時間優待カード」を5万枚発行し、買い物などで1枚につき約400元(約6154円)の割引が受けられる。団体客は一部の文化・芸術イベントは無料で鑑賞できる。

 また、中国の都市部で最大の湖・東湖、中国中部では珍しい木蘭草原、湖北省の伝統演劇・楚劇、武漢雑技団など地元の特色のある自然や文化をアピール。「朝食の戸部巷(%Hubuxiang)、夜食の吉慶街(Jiqingjie)」といわれ、多くの人が訪れる戸部巷と吉慶街でグルメを味わうこともできる。

このほか、農村旅行や高速鉄道を使った旅、歴史ツアー、eスポーツ大会、琴の音楽祭など多くのツアープランやイベントがめじろ押しだ。

 観光地の感染症対策も徹底しており、観光客は名前を登録して検温と健康アプリの提示で入場。それぞれの観光地では毎日の入場者を最大収容数の50%以下に制限している。こうした観光振興策と感染対策で、武漢市への観光客が日に日に増加している。(c)CNS/JCM/AFPBB News