【8月14日 AFP】デービッド・ヘール(David Hale)米国務次官(政治)は13日、レバノンの首都ベイルートで起きた大規模爆発の原因解明に向けた国際調査に、米連邦捜査局(FBI)が加わると明らかにした。

 ヘール氏は壊滅的な打撃を受けた港湾地区を視察した際、「レバノン側の招請に基づき、爆発に至った経緯について誰もが抱いている疑問の解明をFBIが支援する」と表明。「国民の意思を反映し、それに応えて真の変化をもたらすため誠実に取り組み行動するレバノン政府を支援する準備が(米国には)ある」と述べた。

 国際社会や怒りに満ちたレバノン国民は国際調査の実施を強く求めているが、レバノンのミシェル・アウン(Michel Aoun)大統領はそうした要求は「時間の無駄」だと述べている。

 一方、仏パリの検察当局は先週、複数のフランス人がベイルートの爆発で負傷したとして、海外で起きた事件の対処について定めた法令に基づいて「過失による負傷」の捜査を開始したと発表している。(c)AFP