【8月13日 AFP】女子テニス、トップシード・オープン(The Top Seed Open 2020)は12日、シングルス2回戦が行われ、16歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)が大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)を7-6(7-4)、4-6、6-4で破り、8強入りを果たした。

 新型コロナウイルスによってシーズンが中断されていたため、前年女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)に勝利した全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)以来の大会参加となっているガウフは、オルガ・ゴヴォルツォバ(Olga Govortsova、ベラルーシ)を3-6、6-2、6-4で下した第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)と準々決勝で対戦する。

 2時間半超えのシーソーゲームを制したガウフは「きょうはなんとか乗り切ることができ、とにかくうれしい」とコメントした。

 第1セットを5-2でリードしていたガウフは、タイブレークに持ち込まれたが、何とかこれをものにした。

 第2セットに入ると、中断前に行われたカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2020)を制し、プレミア5(Premier 5)での3勝目を挙げていたサバレンカが5-2とリードを奪い、ガウフの反撃を阻止してセットカウントを1-1とした。

 第3セットはブレークの応酬で始まり、サバレンカは2度にわたってブレークバックに成功したが、再びブレークして5-4とリードしたガウフが最後は角度のついたフォアハンドのウイナーで勝利を手にした。

 ガウフは「冷静さと落ち着きを保ち続け、相手にボールを打たせるというのがすべてだった」と続けた。「第2セットはダブルフォールトやミスが多くなったから、第3セットではそれを変えることが目標だった」

 昨年10月のオーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2019)でツアー初優勝を果たしたガウフは、サーブに関して改善の余地があると述べた。

「ファーストサーブに関しては、きょうより初戦のほうが絶対に良かったけど、良い日があれば悪い日だってある」「それに私はサーブで攻めるのが好きだから、ギブ・アンド・テークというところ」 (c)AFP