過激派が港占拠、IS系組織か 天然ガス豊富なモザンビーク北部
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【8月13日 AFP】天然ガス資源が豊富なモザンビーク北部モシンボアダプライア(Mocimboa da Praia)で12日、イスラム過激派組織が主要港を占拠した。軍事筋と地元メディアが明らかにした。同地域では数日にわたって攻撃が相次ぎ、「イスラム国(IS)」系組織が犯行声明を出していた。
北部では2017年から武装勢力による襲撃が激化し、これまでに1000人以上が死亡。沖合に眠るガス資源の開発計画が困難な状況に置かれている。
モザンビークの国防・治安部隊(FDS)は、港周辺の複数の村でこの1週間、「テロリストら」が町を占拠する目的で「連続攻撃」を行ったと発表した。
モシンボアダプライアは、アフンギ(Afungi)半島の南方80キロほどに位置している。同半島にはアフリカ最大級の単独投資計画の一環で、液化天然ガス(LNG)の施設が設置されている。
過激派が占拠した港は最近、この計画の主要輸送拠点となっていた。(c)AFP/Joaquim Nhamirre