【8月13日 AFP】11月の米大統領選挙で民主党候補指名を確実にしているジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領(77)と副大統領候補に選ばれたカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員(55)は12日、初めて2人そろって演説を行い、政権奪還に向け支持を訴えた。

 バイデン氏は出身地であるデラウェア州ウィルミントン(Wilmington)でハリス氏と共に演説を行い、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の再選を阻止し「この国を再建する」と決意を表明した。

 ハリス氏もトランプ氏について「大統領職にふさわしくない」「米国はリーダーシップを強く求めているのに、私たちの大統領は市民より自分のことを気に掛けている」と痛烈に批判。

 また「われわれは人種差別や組織的な不正といった過去の過ちへの審判に直面している。そのような問題によって良心の連帯が図られ、抗議活動を通じて変革が求められている」と訴えるとともに、トランプ氏とマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領が米国を「ぼろぼろにした」と非難した。

 世論調査での支持率がトランプ氏を上回っているバイデン氏は、トランプ氏が新型コロナウイルスの危機的状況でリーダーシップを発揮してこなかったと批判。ハリス氏と共に「国内外でトランプ氏とペンス氏が生み出した混乱」を立て直していくと強調した。(c)AFP