【8月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は12日、一発勝負の準々決勝がポルトガル・リスボンで行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は試合終了間際の2ゴールでアタランタ(Atalanta)を2-1で下し、劇的な形で4強入りを果たした。

 無観客のエスタディオ・ダ・ルス(Estadio da Luz)で行われた試合は、マリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)が27分に先制ゴールを挙げ、アタランタが快進撃を続け4強入りを果たすかに思われた。

 しかし後半アディショナルタイム、前線に上がったDFマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")が同点弾をマークすると、同3分には同じく途中出場のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のお膳立てからエリック・マキシム・チョウポ・モーティング(Eric Maxim Choupo-Moting)が逆転ゴールを挙げ、PSGが延長戦に入らずして土壇場で試合をひっくり返した。

 6月に契約満了を迎えたものの、チームの一員としてチャンピオンズリーグの「ファイナルエイト」に出場するため2か月の契約延長にサインしていたチョウポ・モーティングは、「ピッチに入ったとき、自分に『俺たちは負けてはいけない。こんな形では帰れない』と言い聞かせた。あとは見ての通り」とコメントした。

 チャンピオンズリーグで1995年以来となるベスト4進出を果たしたPSGは18日、RBライプツィヒ(RB Leipzig)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の勝者と対戦する。

 PSGがチャンピオンズリーグの舞台で準々決勝の壁を突破するのは、約10年前にカタール資本となり、莫大(ばくだい)な投資が行われるようになってからでは初となる。

 ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、「敗退は一切頭に浮かばなかった」と振り返り、「ウオーミングアップの瞬間から最後まで、チームは準決勝に進むことだけしか考えていなかった。決勝に行きたいし、僕がそう考えることを誰も止められないだろう」と話した。

 一方、少なくともあと数日はおとぎ話のようなシーズンを続け、地元の伊ベルガモ(Bergamo)の人々をさらに元気づけたいと願っていたアタランタにとっては悲痛な結果となった。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)がピークを迎えていたころ、イタリア北部では甚大な被害が出ていた。健康危機の間のベルガモにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者数は、同都市を最も大きな被害が出た地域にした。

 アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督は、「われわれはあと一歩のところまで迫った。やれそうだったのだが」と悔やんだ。(c)AFP/Andy SCOTT