腺ペスト感染疑いの男性が死亡、モンゴル 中国でも死亡例
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【8月12日 AFP】モンゴル保健省は12日、腺ペストに感染したとみられる男性(42)が死亡したと発表した。今年に入って同国と隣国中国では、いくつかの感染例が報告されている。
モンゴルでは毎年少なくとも1人が腺ペストで死亡している。この珍しい細菌性疾患は通常、同国原産のマーモットの毛についたノミによって感染する。
政府はこれまでにもマーモットを食べないよう呼びかけてきた。
当局によると、西部出身のこの男性は11日夜に死亡した。検査結果はまだ出ていない。
男性は体調を崩す前に、死んだマーモット2匹を購入していた。男性の濃厚接触者70人超は今後、検査を受けて隔離される。
数週間前にも南西部で、15歳の少年が腺ペストで死亡した。
中国保健当局も、モンゴル国境沿いで今月、腺ペストとより珍しい咽頭のペストにより2人が死亡したと報告した。
モンゴルでマーモット狩猟は違法だが、農村部では多くの人がマーモットの肉は健康に良いと信じている。(c)AFP