【8月12日 CNS】上海野生動物園(Shanghai Wild Animal Park)のパンダ「嘉嘉(Jia Jia)」が5日、8歳の誕生日を迎え、飼育員から特製バースデーケーキをプレゼントされた。また、誕生日に合わせて、嘉嘉が出産した生後10か月の赤ちゃんパンダの名前の一般募集も始まった。

 嘉嘉の母親「華美(HuaMei)」は、1999年に米国で生まれた初めてのパンダで、サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)から2004年に帰国。2012年8月5日に嘉嘉を出産した。嘉嘉はパンダ界の「美人」で、性格は明るく、木登りやお風呂が大好きだ。

 嘉嘉の誕生日の5日、飼育員は大きなアイスにリンゴやニンジン、オレンジをちりばめたバースデーケーキをプレゼント。ケーキの周りには嘉嘉の好物のタケノコも敷き詰めた。

 嘉嘉が昨年10月6日に出産した雄の赤ちゃんは体重が36キロを超え、飼育員たちの間では「小デブちゃん」と呼んでいる。嘉嘉に連れられて来た赤ちゃんは、初めて見る大きなケーキを好奇心旺盛に眺めていた。

 嘉嘉は赤ちゃんを抱きかかえたり肩に乗せたりしてよく面倒を見ており、子育てを楽しんでいる様子。赤ちゃんは高いところに上るのが好きで、時には嘉嘉から食べ物を奪ったりする「やんちゃ坊主」。でも、やっぱりお母さんにべったりくっつくのが好きな甘えん坊だ。仲良く並んでささを食べる光景は、観光客に大人気。関係者は「小デブちゃん」に正式な名前がつけられる日を待ち望んでいる。(c)CNS/JCM/AFPBB News