【8月17日 AFP】フランス・パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で今月初め、巨大なオルガンの修復作業が始まった。修復作業は3~4年かかる見通し。

 長きにわたって大聖堂に置かれていたオルガンは、昨年4月の大火災を経てもそれほど大きな損傷はなかった。ただ、鉛の粉じんが全体的に付着した他、室温が上下する被災建物内部はオルガンにとっては厳しい環境となっていた。

 ノートルダム大聖堂の「音」を取り戻すため、数年かかるプロジェクトの最初の作業として、今月3日にはオルガンの演奏台が慎重に荷役台に載せられ、13メートル下の地面に下ろされた。(c)AFP