【8月12日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島にあるシナブン山(Mount Sinabung)が10日、噴火した。巨大な噴煙が上空5000メートルに達し、周辺地域は灰で覆われた。

 シナブン山では2010年から噴火活動が続いているが、ここ数日で活動が活発化し、週末には小規模の噴火が2回起きていた。

 死傷者は報告されていないが、当局は溶岩流が発生する恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。

 インドネシアの火山地質災害軽減センター(CVGHM)は、「周辺住民に溶岩流の発生に警戒するよう勧告する」と発表した。警戒アラートは2番目に高いレベルのままとなっている。

 シナブン山の噴火では2016年に7人が死亡、2014年には16人が死亡した。

 映像前半は噴火したシナブン山。後半は火山灰で覆われた周辺地域の様子。10日撮影。(c)AFP