【8月12日 Xinhua News】中国で「廃車回収管理方法実施細則」が9月1日より施行される。業界関係者の試算では、中国の自動車解体市場の規模が現在の年間66億元(1元=約15円)から、将来的に1100億元に増える見込みだ。中でも「五大アセンブリー製品」(エンジン、ステアリング、トランスミッション、前輪軸・後輪軸、シャシー)の市場規模は700億元になるとみられ、成長の余地が大きい。中国証券報が伝えた。

 2019年の中国の自動車保有台数は2億6千万台、理論上の廃車台数が910万台であるのに対し実質回収台数は195万台と、回収率は0・75%にとどまっている。

 安信証券の試算によると、日米欧など先進国・地域の廃車回収率は3~5%で中国の4~6倍にあたる。今後3年間の回収率を3%とすれば、中古部品市場の規模は401億元、五大アセンブリー製品の再組立市場の規模は799億元、合わせて1200億元に上るとみられる。(c)Xinhua News/AFPBB News