【8月11日 AFP】ツール・ド・フランス(Tour de France)を主催するアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)は10日、デンマーク・コペンハーゲンで開幕する予定だった来年の大会について、フランス西部の港湾都市ブレスト(Brest)でのスタートになると発表した。

 ブルターニュ(Brittany)地方のロイク・シェネジラール(Loig Chesnais-Girard)地域圏知事は、ブレストでツールの4ステージや開幕前のイベントを開催すると明かした。

 ASOのクリスティアン・プリュドム(Christian Prudhomme)代表は、AFPに「われわれはこの件について2018年から地元当局と話し合っている」と語った。「当初は2022年で考えてきたが、(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的な大流行)によって全てが変わった」

 コペンハーゲンでの開幕が予定されていた当初のスケジュールでは、7月2日の第1ステージはタイムトライアルが、同3日と4日には第2、3ステージが行われるはずだった。

 しかし、来年の「グラン・デパール(Grand Depart、ツール・ド・フランスの開幕)」は、延期になった東京五輪との重複を避けるため、1週間の前倒しになった。

 コペンハーゲンのフランク・イェンセン(Frank Jensen)市長は前週、デンマーク側の主催者が、同国での開幕を2022年に先延ばしにするというASOからの提案を受け入れたと明かしていた。(c)AFP