【8月11日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)楚雄(Chuxiong)イ族自治州南華県(Nanhua)で8日、野生キノコを使った料理コンテストが開催され、10人のシェフがそれぞれの自慢料理を披露した。「アミガサタケのスープ」「オオシロアリタケのパリっと揚げ」「昆明馬街のキノコ鍋」など繊細に調理された10作品の中から「青橙雪蛤鶏樅」が優勝した。「青橙雪蛤鶏樅」はダイダイの果肉をくりぬき、その中に果肉とカエルの卵巣「雪蛤(ハスモ)」と高級キノコのオオシロアリタケ「鶏樅」を甘く味付けして入れ、蒸したデザート。

  審査員の一人で雲南省飲食・美食業協会の蔣彪(Jiang Biao)副会長は、野生キノコは一般的に塩気のある料理に使われることが多いが、それをデザートに応用するのはあまり例がなく、キノコ料理として画期的だったと「青橙雪蛤鶏樅」を評価した。

 同県は広大な森林が広がり、野生のキノコが豊富に採れる。マツタケやセイヨウショウロ(トリュフ)、ポルチーニなど高級キノコも多く生育し、「野生キノコの王国」「野生キノコの里」「野生キノコグルメ県」と称されている。(c)Xinhua News/AFPBB News