【8月11日 Xinhua News】中国北京市の大型複合商業施設、華貿中心に7日、米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)が手掛ける最新の超急速充電器「V3スーパーチャージャー」が配備され、稼働を開始した。V3スーパーチャージャーが配備されるのは北京市で初、中国本土では3カ所目となる。上海証券報が伝えた。

 V3スーパーチャージャーは全く新しいパワーエレクトロニクスデバイスを採用。一つ前のバージョンである「V2」より速い充電速度を誇る。テスラのEVセダン「モデル3」を例に挙げると、15分間の充電で約200キロ以上走行することができ、平均充電時間が大幅に短縮された。

 同社は現時点で、中国に充電ステーションのスーパーチャージャーを2500カ所以上、デスティネーションチャージャーを2400カ所設置。人口過密都市の約90%をカバーしており、中国の新エネルギー市場で単一ブランドとしては最大規模の充電ネットワークを形成している。

 2020年第3四半期(7~9月)以降、同社は大都市でのV3スーパーチャージャー配備に拍車をかけ、「通年でスーパーチャージャー(V3含む)を4千カ所増やす」との目標達成を図る方針だ。この数値は直近5年間の中国におけるスーパーチャージャー設置数の2倍にあたる。(c)Xinhua News/AFPBB News