【8月11日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)は10日、一発勝負の準々決勝がドイツで行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は延長戦にMFブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)がPKを決め、FCコペンハーゲン(FC Copenhagen)を1-0で下した。

 得点ランキングトップに躍り出るフェルナンデスの今大会7点目で勝利したユナイテッドは、セビージャFC(Sevilla FC)とウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)の勝者と準決勝で対戦する。

 ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、英BTスポーツ(BT Sport)に「準決勝進出は今季3回目で、出場した全てのカップ戦で4強入りしている。突破できたことをうれしく思うし、今夜は勝利に値した」とコメントした。

「相手のキーパーは素晴らしかったし、信じられないプレーを見せた。何本かのシュートはポストに嫌われ、われわれに不利なビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定もいくつかあった。PK戦で決着がついた夜になっていたかもしれない。相手に苦しめられた」

 一方、インテル(Inter Milan)はバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)を2-1で下し、1991年、1994年、1998年に次ぐ4度目の優勝にまた一歩近づいた。

 ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)がペナルティーエリアの端から15分に先制弾を決めたインテルは、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が6分後に追加点をマーク。

 25分にはケビン・フォラント(Kevin Volland)とのパス交換から、これがレバークーゼンでのラストゲームになるかもしれないカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)に1点を返されるもこのまま逃げ切り、来週開催される準決勝では、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)とFCバーゼル(FC Basel)の勝者と対戦する。

 新型コロナウイルスの影響で5か月の中断を強いられた今季のヨーロッパリーグは、準々決勝以降は全て無観客での一発勝負となり、試合はケルン(Cologne)、デュイスブルク(Duisburg)、デュッセルドルフ(Dusseldorf)、ゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen)の独4都市で行われる。(c)AFP