【8月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は73万1518人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1988万4260人の感染が確認され、少なくとも1187万9100人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 9日には世界全体で新たに4117人の死亡と21万3167人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの1007人。次いでブラジル(572人)、米国(532人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに16万2938人が死亡、504万4864人が感染し、少なくとも165万6864人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は10万1049人、感染者数は303万5422人。以降はメキシコ(死者5万2298人、感染者48万278人)、英国(死者4万6574人、感染者31万825人)、インド(死者4万4386人、感染者221万5074人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの85人。次いで英国(69人)、ペルー(64人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万4668人、回復者数は7万9232人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が22万67人(感染556万3965人)、欧州が21万3353人(感染335万5187人)、米国・カナダが17万1955人(感染516万4268人)、アジアが7万2391人(感染348万272人)、中東が3万137人(感染124万7825人)、アフリカが2万3269人(感染104万9405人)、オセアニアが346人(感染2万3344人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP