■「粗悪品の供給者は市場に残るのが難しくなる」

 一方、国際社会での摩擦もまた事業の難易度に影響を与えている。広東省(Guangdong)深セン市(Shenzhen)で空気洗浄器の製造にマスク生産を追加した企業「CCST」の担当者によると、米中両政府間の高まる外交的緊張のために、米国への輸出は第3国経由で行われているという。

 マスクの供給に関しては今後も中国が世界のトップを維持する見込みだ。アナリストらによると、コロナが世界的拡大を続ける中で大企業は生産を強化しているとされる。

 香港の中銀国際控股有限公司(BOCI)のアナリストは、「今後も米国やアジア各国、欧州連合(EU)など、自前でマスク供給を続けることができないところからの需要があるだろう」と語る。

「マスクの需要が徐々に落ちたり、より高品質のマスクの供給が増えたりするにつれ、粗悪品の供給者は市場に残るのが難しくなるだろう」 (c)AFP/John Doe by Sébastien RICCI