【8月11日 Xinhua News】中国の送電大手、国家電網傘下の国網新疆電力は7日、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)内の2010年から現在までの新エネルギー発電量が累計2600億キロワット時以上となったことを明らかにした。うち同自治区内での電力消費量が1800億キロワット時以上、自治区外への送電量が800億キロワット時以上で、中国のエネルギー構造の調整と省エネ・排出量削減に大いに貢献している。

 同社電力調整制御センターの郭小竜(Guo Xiaolong)副処長によると、2600億キロワット時の新エネルギー電力量は、標準炭に換算すると8320万トンで、中国の昨年の原炭輸入量の39%に相当する。

 環境保護の面から見ると、この新エネルギー電力量は、中国国内で二酸化炭素2億2500万トン、二酸化硫黄70万トン、窒素酸化物61万トンの排出を削減したことに相当する。

 風力と太陽光資源の豊かな同自治区の新エネルギー発電設備規模は現在、3千万キロワット以上となっており、自治区外への送電ルート4本を通じ、全国19省・自治区・直轄市に送られている。(c)Xinhua News/AFPBB News