【8月10日 AFP】ロシア人5人のグループが5日、シベリア(Siberia)のバイカル湖(Lake Baikal)をリレー形式で泳ぎ横断することに成功した。世界最大級の淡水湖である同湖の環境保護を訴える狙いがある。

 5人は交代しながら18時間かけて55キロを泳ぎきり、5日早朝、イルクーツク(Irkutsk)近くのゴール地点に到達した。最低水温が9度という冷たさだったことから、30分ずつ交代で泳いだ。

 バイカル湖は近年、藻の繁殖や観光業の発展、周辺の森林火災などの脅威にさらされている。さらに、湖近辺で工業施設の稼働を可能にする新たな法令も検討されているという。(c)AFP