【8月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は72万7288人に増加した。

【関連記事】WHO、富裕国の「ワクチン国家主義」に警鐘

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1967万4290人の感染が確認され、少なくとも1166万5200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 8日には世界全体で新たに6045人の死亡と27万8509人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1329人。次いでブラジル(905人)、インド(861人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに16万2425人が死亡、499万8105人が感染し、少なくとも164万3118人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は10万477人、感染者数は301万2412人。以降はメキシコ(死者5万2006人、感染者47万5902人)、英国(死者4万6566人、感染者30万9763人)、インド(死者4万3379人、感染者215万3010人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの85人。次いで英国(69人)、ペルー(63人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万4619人、回復者数は7万9168人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が21万8345人(感染550万5076人)、欧州が21万3091人(感染334万67人)、米国・カナダが17万1438人(感染511万7286人)、アジアが7万1303人(感染341万2962人)、中東が2万9885人(感染123万9138人)、アフリカが2万2898人(感染103万6731人)、オセアニアが328人(感染2万3031人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP