【8月11日 Xinhua News】世界の洋上風力発電設備容量は、中国などが市場をけん引し今後10年間で8倍に増える可能性があることが、世界風力会議(GWEC)の最新の報告書で明らかになった。

 同報告書では、世界の洋上風力発電設備容量は2019年末の29・1ギガワットから2030年には234ギガワットに達すると予測。洋上風力発電業界は予想以上の成長が見込まれるとした。

 世界の洋上風力発電の新規設備容量は19年6・1ギガワットに上り、過去最大の増加幅を記録。これを受け、同協会は報告書で今後の見通しを15ギガワット上方修正した。

 19年の新規設備容量は、中国が記録的な2・4ギガワットで2年連続の首位。英国が1・8ギガワット、ドイツが1・1ギガワットで続いた。

 また、19年末の洋上風力発電の市場シェアは、英国が9・7ギガワットでトップ。次いでドイツ(7・5ギガワット)、中国(6・8ギガワット)だった。(c)Xinhua News/AFPBB News