【8月10日 Xinhua News】中国の自動車メーカー、上汽通用五菱汽車(SGMW)は6日、世界市場向けスポーツ用多目的車(SUV)「宝駿(BAOJUN)530」の年初からの輸出台数(ノックダウン方式を含む)が2万台を達成したことなどを祝う出荷式典を行った。

 同社は海外展開に力を入れており、南米や中東向けなど海外モデルを相次いで発売。新型コロナウイルスの流行期間中もオンラインで販売活動を続け、海外事業の新たなスタイルを確立した。1~7月の五菱ブランド車全体の海外での生産・販売台数は累計5万台を突破し、前年同期からの伸び率は37%に上った。売上高は35%増え、20億元(1元=約15円)余りとなった。宝駿530の累計輸出台数は2万621台に上った。

 7月単月の五菱ブランド車の販売台数も、前年同月比1・5倍の9万9258台と好調だった。同社責任者は、新型コロナの影響で実店舗での販売が落ち込む中、デジタルマーケティングを展開して多様なオンライン販売チャンネルを形成したほか、研究開発力を強化して、新エネルギー車(NEV)を複数モデル開発したと説明している。

 同社は上海汽車と米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)、広西汽車集団(旧社名・柳州五菱汽車)の合弁会社で、広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)柳州市(Liuzhou)に本拠を置く。(c)Xinhua News/AFPBB News