【8月9日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は8日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、3冠を目指すバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の2得点などでチェルシー(Chelsea)を4-1で退け、2試合合計スコア7-1で8強入り。ポルトガル・リスボンで行われるFCバルセロナ(FC Barcelona)との準々決勝に弾みをつけた。

 得点ランクトップのレワンドフスキは今大会12点目と13点目を挙げると、2アシストも記録し、この日の全得点に関与。新型コロナウイルスによる中断前の2月に敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われた第1戦を3-0で折り返したバイエルンは、合計7得点でチェルシーを粉砕した。

 バイエルンのDFダビド・アラバ(David Alaba)は、「大いに期待している。バルセロナは素晴らしい選手がそろう良いチームだが、ここ数週間を見る限り、われわれは大きな自信を胸にポルトガルに渡ることができそうだ」と次戦に期待を示した。

「これで安心できる。1か月ぶりのゲームだったので、リズムを維持するのは簡単ではなかった」と試合を振り返ったアラバは、「この2週間はずっとこの試合のための準備をしてきた。結果はご覧の通り」と胸を張った。

 ブンデスリーガ1部とドイツカップ(German Cup 2019-20)を制しているバイエルンは、準決勝進出を懸けて14日にバルセロナと戦う。

 本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)でバイエルンは、10分にレワンドフスキのPKで先制すると、イバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)のゴールで2点差に。その後タミー・アブラハム(Tammy Abraham)に1点を返されたが、76分にレワンドフスキのクロスに途中出場のコランタン・トリソ(Corentin Tolisso)が合わせて勝利を決定づけた。

 バイエルンを率いるハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、「90分間のプレー内容にとても満足している。最初の30分はチェルシーを完全に封じた」と手応えを口にした。(c)AFP