【8月9日 AFP】ブラジル保健省は8日、同国で新型コロナウイルスに感染して死亡した人が10万人を超え、感染が確認された人は300万人を超えたと明らかにした。

 同省が発表した最新の統計によると、同国では過去24時間で新型コロナウイルスによる死者が905人増えて10万477人、感染が確認された人は4万9970人増えて301万2412人になった。

 ブラジルは、米国に次いで世界で2番目に新型コロナウイルスの被害が大きい国になっている。しかし、専門家の間では、ブラジルは検査が不十分なため実際の感染者は最大で公式統計の6倍に達している恐れもあるという推計もある。

 ブラジル初の新型コロナ感染者は、サンパウロ(Sao Paulo)で2月26日に確認された。流行発生から6か月目に入っているが、流行沈静化の兆しは見えていない。(c)AFP